ビギナーの為のイシダイ塾


このページは、イシダイ釣りに興味を持ち、何とかイシダイ釣りをやりたい!釣ってみたい!と考えているビギナーに贈るページですので、ベテランの方には参考になりませんので、速やかに退室することをお薦めいたします。
またここに掲載しました商品情報のクレームや、誤った使用方法等により怪我などされた場合でも、当方は一切その責務は負いませんので、悪しからずご了承のうえ、あくまで参考的な見地、意見であることをご理解ください。
道   具   編


命を守る
必需品
@

救命胴衣
(ライフジャケット)
各釣具メーカーから、様々なデザインやカラーの物が発売されていますが、磯釣の場合はライフジャケットの中に浮力材(ウレタン)の入っているものが良く、船釣り等で使用する膨張式の物は不向きです。なぜなら、無い方が良いのですが、時として大波が押し寄せ、磯から転落した場合に、引き波に巻き込まれたり、押し波で岩礁に叩き付けられたりした場合、身体を守る為の緩衝材になり、受けるダメージを最小限に抑える事が出来るからです。
一番大事なことは自分の命を守る事です。
価格は10,000円位から


命を守る
必需品
A

磯 靴(スパイクシューズ)
磯の形状は地域によって様々です。磯靴もスパイクシューズ・スパイクブーツ・磯足袋等々、また場所によってはフエルトスパイクが良かったり、と悩むところですが、夏場は蒸れて暑い事を除けば、フエルトスパイクブーツを選択すれば、一年中使用することができます。
価格は7,000円位から



イシダイ竿

イシダイ竿

各メーカーから迷うほど多くの竿が販売されていますが、原則的に5.0m前後で、自分の体力に合った硬さと長さで選ぶ事です。解かりにくい説明かも知れませんが、2〜30代で体力もパワーも自信のある人は、硬調(Hやハード)で構いませんが、50代前後の方は普通の調子(MHクラス)が良いと思います。
また竿にも並継タイプと、振り出しタイプがあり、迷うところですが千葉県での使用を限定すれば、振り出し竿で何ら差し支えはありませんし、場所によっては(ドロタ島など小さな磯)振り出しが有利な場合が多々あります。
価格は50,000円〜と高価ですが、永年使えば安い物です。
*ご参考
がまかつとダイコーの竿は、経年による使用で、表面がキズになったりした場合は、釣具店経由でメーカーに依頼し、竿のリメーク(再塗装やオーバーホール)が可能です。私の使用している振り出し竿は、20年以上使っていますが、3〜4年に一度リメークしていますので、いまだに現役で時折デカバンとも対決しています。
(左側振り出し竿)


リール

イシダイ用リール

外国産のペンリールやアブ(アンバサダー)、国産ではダイワ・シマノ等あります。国産でも非常に高価な(6〜70,000円)ものもありますが、高価だから釣れる訳でもないので、比較的に安く耐久性もあるダイワのシーライン石鯛40クラスが良いと思います。デジタル式のカウンターが付いていますので、狙ったポイントまでの距離が確認でき、同じポイントに絶えず投入が可能になります。また手入れも簡単で、水道水での水洗い(ドブ浸けは不可)でOKです。
価格は25,000円前後です。


竿掛け

竿掛け&足
(ピトン)
錆びない為にステンレス製の物や、軽量化する為にチタン製の物もあります。安価な物から高価な物までありますが、これから始めようとする場合は、10,000円前後のステンレス製で問題ありません。また足(ピトン・棒)の長さは25cmくらいの短いものが付属していますが、通常の磯で使用する場合は、50cmくらいの物が使いやすいと思います。


磯バッグ

道具入れ用の磯バッグ
(肩ベルトの付いたバケツも可)
磯バッグは内容量20L〜38Lくらいまでの大きさで考えましょう。大きすぎると、ついつい中に入れる荷物が増え、その結果重すぎて、移動の時や磯渡しの際に、自分も辛い思いをしますが、磯渡しのサポートしてくれる方にも迷惑がかかりますので、くれぐれもご注意を!
価格は安価な物で5,000〜20,000円くらいです。


必要な小物類

必ず必要な物

@ハンマー 竿掛けをのピトンを岩の隙間に打ち込んだり、餌のサザエやヤドカリの殻を割るのに使います。
Aナイフ 餌のサザエやトコブシ・アワビ等を殻から剥がしたり、イシダイが食べやすい大きさにカットしたりするのに使います。
B餌入れ(フラシ) ナイロンの網で出来ていて、サザエやヤドカリが逃げられないように、口元が紐で縛れるも。
Cロープ 5〜8mm程度のクレモナロープを5m以上10m以内、これは餌を水中に浸したりするのに使用します。


あると便利な小物類

あれば便利な小物達

@
ロッドホルダー(俗名チャンピオンベルト又は金玉宛)これはイシダイが掛かった時、竿尻が下腹部に食い込み、痛くてたまらなくなるのを防いだり、竿をあおってラインの根掛りを切る時に活躍します。(木更津磯OB手作りのオリジナルグッズです)
Aラインカッター 根掛りした仕掛けを手で切ったり、竿をあおって切ったりしますが、時として怪我をしたり、竿の破損に繋がったりしますので、このカッターでラインを巻き取り、切断する時に使います。
B補助用ピトン 竿掛けの足の部分を補強したり、尻手ロープを固定したり、餌を海中に浸ける時の、流出防止に使います。
Cウニ通し 市販の物や手作りの物などありますが、ウニ餌の時や、ヤドカリの餌の場合にあると便利です。

仕  掛  け  編




仕 掛 け
 一般的なイシダイの仕掛けは、俗に言う(捨てオモリ仕掛けと、本仕掛けがありますが、釣場や磯の形状によって、使い分ける事が望ましいと思われます。
 千葉県においては洲崎や根本地区等のように、砂混じりで比較的に根の高さが低く、根掛りの少ない場所の場合は、本仕掛けタイプが良く、根の形状が荒々しく根掛りの多い、白浜や太海地区等では、捨てオモリ仕掛けが良いと思われます。
参考画像@標準的な捨てオモリ仕掛AB捨てオモリ式の遊動タイプC遊動テンビンを使用したタイプD真空オモリを使った竿下用全遊動の本仕掛けE遠投用全遊動の本仕掛 等、釣り人の創意工夫によって、様々な仕掛けがあり、どれが良いのか迷ってしまうところですが、イシダイが仕掛けを選別して喰うのではないので、自身の気に入った仕掛けで、丹念に打ち返す事が一番と考えます。
 またその仕掛けの上部に、瀬擦れワイヤーを付けた方が良い等と、ものの参考書などに掲載されていますが、瀬擦れワイヤーは付けない方が良いと思います。なぜなら毎回その仕掛けが回収できれば、全く問題はありませんが、その殆どの場合は根掛りをして切れてしまい、回収できずに海底に残留することになり、切れた仕掛けが滞留して、イシダイが寄り付かなくなってしまいますので、ロストする部分を出来るだけ少なくし、出来るだけ自然に近い状態を、永く保つ事が環境を保全する事、すなわち好きな釣場で永く釣りを楽しめる事になるからです。






道  糸  イシダイ用の道糸(ライン)は、遠征釣行は別として、自分の体力に合わせて(自分の力で切れる太さ)、18号〜20号を約150m程度リールに巻きますが、よほどの粗悪品でなければ、メーカーに関係なく使用できます。(画像は参考で、モーリスのバリバス18・20号とサンヨーのバルカン18号になります。)
ヨリモドシ  ヨリモドシは、道糸と釣鈎部分を接続する大切な役目を持つパーツで、捨てオモリ仕掛用の三つ環タイプと、本仕掛けや遊動タイプに用いる2種類がありますが、どちらもコーク付が良く、餌・鈎の取替え時に便利です  
ワイヤー
ハリス
 ワイヤーハリスは、以前は7本よりのスティール又はステンレスワイヤーでしたが、最近ではステンレスワイヤー37本を撚り纏め、その表面をビニールコーティングを施したワイロンが主流になっています。また鈎の接続部5cm程度ケプラーを使用している物も見かけます。しかしどちらが食いが良いかと言うと、どちらでも甲乙つけ難く、釣り人個人の嗜好に因るところと思われます。ハリスによる差異は認められません。
イシダイ鈎  イシダイ鈎も各メーカーから、色や形の違った物が、多種多様に販売されていますが、鈎軸が太くて丈夫な物なら、メーカー・形・色にこだわる必要は無いと思います。ただし餌の種類や大きさによって、使い分けが必要ですので、この千葉県周辺で釣をするなら、15号〜18号等のように、号数違いの鈎を余分に持参する事が望ましい。例えば、大きなヤドカリの餌に15号の鈎で喰わせ、竿がおもいっきり突っ込んだのに鈎掛かりしないで、すっぽ抜ける事は意外と多い物です。ですから、餌のサイズに似合った鈎を、自分の持参した中からチョイスすれば、釣れる?失礼、釣るイシダイの確率も上がります。
イシダイ鈎の結び方(ワイロン編)
@準備する
道具
@クレンサルカン
(三つ環式の方が手で持つときに便利です)
Aニッパー
(ワイロンやセキ糸の切断等に使います)
Bセキ糸巻き
(鈎とワイロンの結束時に使います)
C瞬間接着剤
(セキ糸等を止める時に使用します)
Dマニュキュア
(仕上げに使います。100円ショップで購入)
A ワイロンを30cm位に切断して、イシダイ鈎の穴に通します。
B ワイロンを鈎の穴に通した後、2〜3回転程度巻きつけ、再度穴に通します。
C 穴から出てきているワイロンを2本揃えて、セキ糸を5〜10mm程度巻きつけます。
D 巻きつけた後に瞬間接着剤を少し着け、セキ糸が解けないように固定します。
E 鈎のチモト部分を接着し仮止めが完了した画像です。
F 次は仕掛けと接続する部分を作成しますが、三つ環のクレンサルカンが便利です。
G クレンサルカンのコークスクリューの部分にワイロンを通し、タンコブ結びをしてから再度ワイロンを通します。
H 頂点の輪ができた様子です。
I Cと同じようにワイロンを揃えて、セキ糸にてチチ輪の部分を作成し、瞬間接着剤で固定します。
J 鈎のチモト部分と、仕掛けに接続するチチ輪の部分が、出来上がった様子です。
K 余分なワイロン・セキ糸を、ニッパーを使用し綺麗に切断し、格好を整えます。
L ニッパーにて切断を完了し、体裁を整えた様子です。
M 端材が散乱すると、家族から苦情が出ますので、綺麗に片付けてください。
N ペットボトル等の空ボトルに収容すると良いかも
O 100円ショップ等で購入したマニュキュアで、鈎のチモト部分と、仕掛けと接続するチチ輪の部分を、マニュキュアで固着させます。
P マニュキュアの乾燥が不十分だと、強度面で不安が残りますので、1日以上は風にさらして乾燥させてください。
Q おおむね完成した様子です。
R 鈎からサルカンまでの長さは、大体20cm前後が良いと思います。長すぎると投げた時に仕掛けに絡まりますので。
これで釣り道具・仕掛・釣鈎、支度はほぼ完了しますので、今後は釣場のポイント等を、過去の釣果に基づいて、様々な画像や私なりのポイントを少しずつ公開していきます。ご期待ください。

*ご注意 同じように道具立てや仕掛けを替えても、必ず釣れるものではありませんので、「釣れない!」「なぜだ!」等のクレームはお断りいたします。しかしご質問やお問い合わせは受付けますので、ペンネームやハンドルネームではなく、お互いの身分を明かしお付合いをさせて頂きたいと考えますので、その事をご理解いただけましたら、遠慮なくご質問・お問い合わせをお寄せください。なぜなら意気投合して、一緒にイシダイ釣りに行くことも、お互いの予定さえ合えば、何の問題もなく同行できますので・・・ただし・・・経費・緒費用は自己負担でお願いします。


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